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旧ジャニーズと沖縄出身のダンスグループとの間には因縁がある。1997年にデビューしたDA PUMP。キレのあるダンスとアップテンポな歌で新たに音楽シーンで人気を博したが、音楽番組の出演はほとんどない。正しくは出られなかった。
「似たようなグループはジャニーズとかぶる。音楽番組に出さないように」と、当時の副社長・メリー喜多川氏が暗黙の圧力をかけ、テレビ局も忖度していた。真っ先に犠牲になったのがDA PUMPだった。忖度の象徴的な例として語り継がれているこの話を、CM制作に携わった関係者が知っていても不思議はないが、木村に代わりDA PUMPの起用は因縁めいたものを感じる。
早々に他のタレントに代えたマクドナルド。日産など他の企業は「被害者への補償。今後の対応の推移を見守る」としているが、結論が出るまでは時間がかかる。その間もCM界は動いている。
「新商品に合わせ他の俳優を起用する企業はさらに出てくる。CMは半年や1年単位のスパンで契約する。
SMILE-UP.による補償のメドがたった時、キムタクら旧所属タレントを必要とするかどうかがポイント」(広告関係者)
ドラマ界でも「脱・旧ジャニーズ」に向けた動きは起こると予想される。
今期のドラマには深夜枠を含め主演・脇役を問わず旧ジャニーズのタレントは実に20人近く出演している。松岡昌宏主演の「家政夫のミタゾノ」や俳優実績のある二宮和也はともかく、忖度で起用されたとおぼしき俳優たちは来年以降が課題だ。
一方、テレビ各局は過去を検証し、忖度していたことをおおむね認めている。今後はあからさまな忖度はあってはならない。
仮に圧力があっても「NO」と言える。加えて新会社はエージェント制を導入。当たり前にあったテレビの仕事が当たり前でなくなる。
「民放もNHKのようにドラマの内容に合わせた適材適所のキャスティングに戻る絶好の機会。旧ジャニーズの俳優も必要なら起用するという本来の形に戻るべきだ」(テレビ関係者)
木村もうかうかできない。「視聴率男」と呼ばれ主役にこだわって出演してきた木村だが、さまざまな職業の役を演じるばかりで、人気シリーズになったものは少ない。昭和の映画スター、高倉健や石原裕次郎はシリーズ化になった代表作があった。
ドラマでも田村正和は「眠狂四郎」、福山雅治も「ガリレオ」シリーズがあった。木村はドラマの「HERO」、映画では「マスカレード」の続編があったぐらいで、他は単発に終わっている。脱アイドルに向け新境地を開拓した「教場」はファン以外からの支持も多くシリーズ化されていた人気ドラマだが、来期の放送予定が延期。現在、宙に浮いたままにある。
新事務所とはエージェント契約する木村。当然、木村とて忖度もなければ、番組スポンサーになるCMもない。木村拓哉の実績と人気でどれだけオファーがくるかは未知数。俳優として本当の真価が問われる。
https://news.infoseek.co.jp/article/gendainet_988076/
ビッグマックのキムタク持ちだけは見たかった
広告マンの復讐が始まる
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