1首都圏の虎 ★2020/01/02(木) 12:27:13.11ID:wOPDg8BC9 この数年、京都を訪れる観光客が減っている。外国人観光客は増えているが、その代わりに日本人観光客が減ったからだ。社会学者の中井治郎氏は「観光公害=オーバーツーリズムが深刻化している。外国人観光客の受け入れに対して、社会的な合意の形成が不十分だったことが原因だ」という――。

■「いうほど増えてへん」、なのに…

 観光客の引き起こすさまざまな問題に京都の市民が悲鳴を上げるオーバーツーリズム的状況が大きく問題化されるようになってきたのは、2015年前後からであるといわれている。

 しかし京都を訪れる観光客数が5000万人を突破した2008年以降、その数がピークを記録した2015年でも5600万人ほどなのである。しかも、その後は減少傾向にあって2018年には5275万人まで数字を下げている。

 つまり観光客数は「いうほど増えてへん」うえに、近年ではむしろ減りつつあるのである。ではなぜ、京都のオーバーツーリズムは深刻化したのだろうか。

 そのカラクリにおいて重要なことは「量」ではなく「質」への着目である。つまり、「どれくらいの人が京都に来ているのか? 」ではなく、「どんな人が京都に来ているのか? 」という視点だ。
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■ひそかに進行する「日本人の京都ばなれ」

 京都における観光産業の主役だったのはもちろん日本人観光客だった。この日本人観光客が減っているのだ。たとえば、お宿バブルといわれ「部屋が取れない。取れても高くて泊まれない」などといわれてきた近年の京都であるが、じつは日本人宿泊数はここ数年、毎年数%ずつ減少し続けており、とくに主要ホテルの日本人宿泊者数は2018年には9.4%も減少したという。

 また2019年の7月に発表された「じゃらんリサーチセンター」による2018年度の宿泊旅行調査結果では、京都の宿泊者数は全国7位であり、「大人が楽しめるスポットや施設・体験が多かった」では5位と健闘するものの、「地元ならではのおいしい食べ物が多かった」29位、「地元の人のホスピタリティを感じた」18位など、たとえば8分野のうち4分野で1位を占める沖縄に比べるととても「日本一魅力的な観光都市」などと胸を張れるものではない。さらに前年度に比較しても8分野中6分野で順位を下げているのである。

 近年は日本全体で国内旅行者数が減少傾向にあるとはいえ、これらのデータや調査結果からは、「日本人の京都ばなれ」がひそかに進行しているさまを見て取ることができるかもしれない。

■外国人との「お宿争奪戦」に負ける

 すっかり決まり文句となった「若者の〜ばなれ」が往々にして「若者ではない人」の一面的な物事の捉え方を示すものでしかないように、「日本人の京都ばなれ」にも、その言葉に安易に乗っかる前にその背景に目を向けることも重要である。

 たとえば日本人宿泊者数の低下の背景としては、「お宿バブル」を引き起こした宿不足の結果、外国人観光客と日本人観光客のあいだで部屋の奪い合いが起こっていることが指摘されている。

 気軽な国内旅行として京都を訪れようと思う日本人観光客と、一大イベントである海外旅行として京都を訪れようと思う外国人観光客では、宿を予約するタイミングがちがうのだ。

 つまり「よし、はるばる日本にいくぞ! 」という意気込みの外国人たちが旅行の数か月も前に部屋を押さえてしまうため、「来月の連休、ちょっと京都でも行ってみようか」とふと思い立った日本人が宿を取ろうとホテル予約サイトを開く頃には、ときすでに遅し。希望の日程と適当な予算でプランを検索してもどこも満室。「仕方ない、京都はあきらめるか」と、またちがう観光地の名前で検索し始めることになってしまうのである。

全文はソース元で
12/31(火) 11:15配信
プレジデント
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191231-00031676-president-bus_all

★1 2019/12/31(火) 12:08:05.84
前スレ
http://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1577761685/

180名無しさん@1周年2020/01/02(木) 13:53:21.57ID:QGgVwNW60

風情のある竹林の静けさ、
なんて、もう味わえないくらい人がたくさんいる

194名無しさん@1周年2020/01/02(木) 14:00:13.73ID:HmLUzg8V0

錦市場とか酷いもんだったな