1首都圏の虎 ★2020/01/02(木) 11:00:59.36ID:wOPDg8BC9 この中国語、なんだかわかりますか?
「御宅」(ユージャイ)、「干物女」(ガンウーニュー)、「森女」(シェンニュー)。
これらはすべて、中国で用いられている「日本語が元になった中国語の語彙」だ。
漢字を見ればなんとなくわかると思うが、「御宅」は日本語の「おたく」を指す言葉で、「干物女」は、人気漫画・ドラマ『ホタルノヒカリ』で出てきた「だらしない女性」を指す造語がそのまま中国語に転用されたもの。「森女」は、ナチュラルでふんわりとしたファッションをする女性を示す日本語「森ガール」が中国語に組み込まれたものである。
近年、こうした「日本語発の中国語の語彙」は、アニメーションやゲーム、ネットカルチャーの影響でその数を増しているように見える。
たとえば、上で紹介した「御宅」はさらに性別で分けられ、「宅男」(ジャイナン)、「宅女」(ジャイニュー)という言葉がポピュラーになっているし、日本語ではやや使用機会が減っているように見えるが、「萌え」は「萌」(メン)や「萌萌?(メンメンダ)」と表現され、中国ではいまも頻繁に用いられている。ほかにも、恋愛に積極的か否かを示す「草食」(ツァオシー)/「肉食」(ローシー)という言葉も若者を中心に使われている。
さて、日本発の言葉が中国を席巻するという現象は、アニメーションやネットで日中がつながるようになった現代に「特殊」なことなのだろうか。実はそうではない。
実は「日本発」の言葉だらけ
日本で使われている漢字が中国からやってきたことは誰でも知っているところだ。中国人が日本の新元号「令和」に強い関心を示したのも、中国の漢字との深い縁や親近感を感じたからに他ならない。かつて、韓国やベトナムでも漢字を用いていたが、今では世界で日本と中国(香港、台湾を含む)のみとなった。
同じ漢字を使っているので、もしかしたら、日本人の中には、私たちが使っている日本語はかなり中国語の影響を受けているのだろう、と漠然と思っている人がいるかもしれない。もちろんそういう側面は大いにあるが(漢字そのものが中国発なのだから当然だが)、現代の状況をみると、実際はその「逆」というケースも多い。
現代の中国語には日本人が考案した語彙が数多く使用されている。むしろ、それらがないと現代中国語は成り立たないといってもいいくらいなのだ。
一例を挙げてみよう。
文化、文明、法律、思想、哲学、科学、化学、資本、階級、理性、物理、美術、経済、金融、憲法、権利、義務、常識、時間、文学、主観、客観…
これらはすべて日本人の学者が考案した漢語だ。漢語とは、漢字の字音で構成される語彙のことをいう。
さらに挙げてみよう。
人民、共和国、社会主義、共産主義…これらも日本から中国に渡った漢語だと聞けば、日本人はきっと驚くに違いない。「中華人民共和国」という国名のうち、純粋な中国漢語は「中華」だけしかないのだ。
一説によると、現代中国語の社会科学に関する語彙の60〜70%は日本語からきたものだという統計もあるそうだ。
「新漢語」が輸出された
日本の漢語について『漢文の素養 誰が日本文化をつくったのか?』(加藤徹著)では独自に次のように定義づけしている。
(1) 和製漢語 「一応」「家来」など。日本人の生活に密着した独特の漢語で、中国人が読んでも意味がわからないことが多い。
(2) 新漢語 「科学」「進化」「民主主義」など。近代西洋の概念や文物を翻訳する過程で日本人が考案した漢語。
(3) 日本漢語 和製漢語と新漢語の総称。
このうち、(2)新漢語は江戸時代末期から明治時代にかけて、日本の学者である西周(にし・あまね)、福澤諭吉、中江兆民らが考案したものだという。
中江兆民〔PHOTO〕WikimediaCommons
それまでこうした西洋の概念を表す言葉は、日本にも中国にも存在しなかった。清朝末期の中国でも漢語訳が進められたが、中国人が考案した漢語は廃れてしまい、日本人が作った新漢語が中国でも生き残り、定着した。
全文はソース元で
2020年1月2日 6時0分
現代ビジネス
https://news.livedoor.com/article/detail/17609694/
84名無しさん@1周年2020/01/02(木) 12:30:39.58ID:GvK+oQMi0
民間レベルでは仲良くしたい外国人の1番か2番