徳島など瀬戸内海沿岸7県を拠点に活動するアイドルグループ「STU48」が2月13日に発売する2枚目のシングル「風を待つ」のカップリング曲で、全4タイプあるCDすべてに収録される「出航」のミュージックビデオ(MV)が22日公開された。今春完成予定の劇場船「STU48号」で撮影が行われ、船出を前にした希望と喜びに満ちた映像となっている。メンバー全33人で歌唱する初めての楽曲で、キャプテンの岡田奈々さんがSTU48の楽曲では初となるセンターを務めている。(写真はすべてMVの一場面=©STU/KING RECORDS)
MVでは「僕らは水夫だ」という歌詞に合わせて水夫をイメージした白いサロペットを来たメンバーが、広島県内の造船所で改装作業が行われているSTU48号を訪問。操舵(そうだ)室や甲板、屋上を探検したりダンスを踊ったりする様子を空中からドローンなどで撮影しているほか、スマートフォンを使って一人一人が歌う表情を自撮りしている。
「出航」の歌詞は、STU48の総合プロデューサー秋元康さんが担当。夢に向かって船出し、困難に負けず明るい未来へ突き進むという決意が込められている。作曲は、数々のアニメーションやゲームの音楽を手掛け、徳島出身の上野優華さんの楽曲「スノードロップ」も手掛けた小野貴光さんが担当し、さわやかで船出の高揚感に満ちた曲となっている。
MVの監督は、MAN WITH A MISSIONの「Take Me Under」やさユりさんの「平行線」のMV、乃木坂46西野七瀬さんの個人PV「ばけねこのななせ」などを手掛け、SFや格闘アクションといったサブカルチャー由来のモチーフをメジャー感のあるポップな映像に仕上げる手腕に定評がある荒船泰廣さんが務めた。
MVについて岡田さんは「船上劇場の中はまだまだ骨組みの状態で未完成だったのですが、いつか自分たちが立つであろう船をこの目で見て確かめることができて、船上劇場でパフォーマンスすることの実感が湧きました!」と近づく船出への期待を高めており「2019年はSTU48旋風を巻き起こす年にしたいと思います!」と決意を新たにした。
カップリング曲のうち、ユニット曲3曲のタイトルとセンターも発表された。20世紀生まれの1期生16人で歌い、徳島出身の谷口茉妃菜さんと三島遥香さんも参加している「制服の重さ」では薮下楓さんがセンターを担当。21世紀生まれの1期生12人は大谷満理奈さんセンターで「原点」を歌い、ドラフト3期研究生5人の「やがて 菜の花が咲く頃」では中村舞さんがセンターを務める。
■岡田奈々さんコメント いよいよ船上劇場が完成する!という期待がより膨らみました! メンバーの無邪気な笑顔、瀬戸内の青い海、STU48らしさの詰まったさわやかなMVになっていると思います。船長ということで、船のことを歌ったこの楽曲のセンターをやらせていただくことになったのですが、キャプテンらしくみんなを引っ張っていく気持ちを背負って、センターを務めさせていただきました! 船上劇場の中はまだまだ骨組みの状態で未完成だったのですが、いつか自分たちが立つであろう船をこの目で見て確かめることができて、船上劇場でパフォーマンスすることの実感が湧きました! これが実現したら本当にすごいことだな…と、ワクワクが止まりません! セカンドシングルの発売、船の出航、うれしい出来事が既にたくさんあるので、この勢いに乗ってもっと良い報告をファンの皆さまにできるようにしたいです。2019年はSTU48旋風を巻き起こす年にしたいと思います!
■荒船泰廣監督コメント 船上劇場がいよいよ出航します。完成へ向けて、変化していく劇場の姿に日々成長していく現在のSTU48の姿を重ねて描きました。新しい始まりにワクワクするメンバーの表情がギュッと詰め込まれているかと思います。公演が始まった際には、ぜひMVでの姿と見比べてもらえたらと思います。きっと瀬戸内にキラキラとした夢を届ける劇場の姿、そしてSTU48の姿を見せてくれるはず。僕も楽しみにしています。
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