ステージに立つNGT48の山口真帆(c)朝日新聞社

ステージに立つNGT48の山口真帆(c)朝日新聞社


22日に謝罪会見したAKSの松村匠取締役ら(c)朝日新聞社

22日に謝罪会見したAKSの松村匠取締役ら(c)朝日新聞社

NGT48の山口真帆さん(23)が昨年12月、自宅でファンの男らに暴行されたとする事件で、運営会社のAKS(東京)は3月22日、新潟市内で記者会見を開き、「事件に関与したメンバーはいなかった」と結論づけた調査報告書(第三者委員会委員長・岩崎晃弁護士)について説明した。松村匠・AKS取締役らが会見している最中、山口さんがツイッターで「なんでうそばかりつくんでしょうか」などと投稿し、その釈明に追われ、会見は3時間近くに及ぶロングランとなった。21日に公表された調査報告書は、山口さんが主張していた事件へのメンバーの関与は「確認できなかった」とした上で、複数のメンバーがファンと「つながり(私的な接触)」を持っていたと指摘したものの、AKSはこのメンバーらに対し、「不問にする」という方針だった。

【写真】22日に謝罪会見したAKSの松村匠取締役ら だが、会見が始まると、山口さんが「松村氏が『(ファンと)つながっているメンバーを全員解雇する』と私に約束していた」「松村氏に1月10日の謝罪を要求された」などと投稿した。

こうした山口さんの指摘に松村取締役らは曖昧で的を射ない受け答えに終始し、ネット上で「納得できない」「逃げるな」と大反発が巻き起こっている。

芸能リポーターの石川敏男氏はこう苦言を呈する。

「第三者委員会がまとめたものはグレーですよね。アイドルとファンの垣根を越えるのはご法度だったはずなのに、『あった』とする訴えはAKSにとっては都合が悪い。全面的に認めるとあっちもこっちもとなりかねない。依頼者側、つまりAKSに忖度した内容と言わざるを得ないです」

そして、石川氏はこうも危惧する。

「涙ながらに訴えた山口さんの思いは通じなかった。山口さんを今後NGT48で見ることはできないのでは、という気がしています。こんな形で蓋をしてはいけないというのが本音です」

大規模な握手会を催し、「会いに行けるアイドル」として人気を博してきたAKBグループ。一般人を“巻き込む”形で拡大してきたAKBグループは、売り方を含め大きな転換期に来ているようだ。

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